雪が空に舞う。
たまに見ると感動的なシーンだが、それが日常となったとたんに、"除雪"といった言葉が登場する。真っ白な雪も、なんらかの形で人間の障害となれば、邪魔者扱い。重力がある限り、避けられない運命。
それならば、せめて降っている間だけでも、美しく咲かせよう。雪を桜に見立てて。
僕には、それはできないが、ああきてくととして、努力することはできる。邪魔者扱いされないように。