ヒルルクの桜

雪が空に舞う。

たまに見ると感動的なシーンだが、
それが日常となったとたんに、
"除雪"といった言葉が登場する。
真っ白な雪も、
なんらかの形で人間の障害となれば、
邪魔者扱い。
重力がある限り、
避けられない運命。

それならば、
せめて降っている間だけでも、
美しく咲かせよう。
雪を桜に見立てて。

僕には、
それはできないが、
ああきてくととして、
努力することはできる。
邪魔者扱いされないように。


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