満員電車的会話

通勤ラッシュ時は、一度電車内に押し込められてしまうと、身体の向きを変えることが難しい。
だから、状態によっては、顔を会わせることが難しく、会話できずにいる人が大半なのだが、時に強引に会話する人もいる。
今朝は、そんな2人を見かけた。

1人は扉の方を向いて、もう1人は車内の方を向いて、背中あわせのような感じである。
1人が、授業が....などと言っていて、はじめは、宇宙人と会話してるのかと思ったが、どうやら、後ろの人と話をしているらしいということがわかった。
(こういうときは、そのつもりはなくても結果的に盗み聞きになってしまう。)
会話が聞き取れなければ、宇宙人と会話している人が2人といったところか。
これが実に奇妙な光景だった。
その2人だけ4次元空間にいるような....。
よく、日本人は会話をする時、目を合わせないなどというが、それが極端になる(?)とこんなに不思議なことになるとは...。

そんな強引な人たちを3次元に戻してみると....。
(ほっといてもいいけど。なんか話しかけられてるみたいで、まわりも変な感じだし...。)
とりあえず、身体が動かなくても頭が動くことに着目して、上を向いてもらおう。
届きそうで届かないガラスの天井をつくろう。
そうすれば見えるでしょ、鏡面ガラスにうつる相手の顔が。
そして、不思議そうに見られている自分の姿が....。


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