スピードの向こう側

昨日、常磐線快速がトラブルで運転見合わせになり、千代田線各停で帰宅しました。
帰るのが遅くなる、アンラッキーという流れですが、なぜかこの時は「たまにはいっか」という気分。
もうすぐ東京に来て１年になりますが、じつは各停に乗るのは３度目くらい。
気づきませんでしたが、いつもと同じ路線でも、ずいぶん違うものです。
見たことない景色がいっぱい。
建築家なので、自分が置かれる空間にはひときわ注意力を発揮してるつもりでしたが…。

さて、最近ふと気づいたのですが、「蟻」見てない。
就職し出してからかなぁ。
大阪、東京…。
みんなは、「地面がアスファルト、舗装ばかりだからだよ。」といいますが…。
たまに、歩くスピードを落としてみると…。
いるんだよ、蟻。
たとえ、舗装されていても。
隙間から、巣に続く道が。
人間が生活しやすいように、いろんなものが創りかえられても、生き続けています。

どうやら、ちょっと背が伸びて、歩くのが速くなったみたいです。