1999年10月アーカイブ

トゥルーマン・ショー

ジム・キャリーのあの映画。
なんと、こいつがオランダのTVで実現!
本気?

アムステルダムの一軒家に隔離された9人の男女が展開する現実を24時間体制で生中継。
9月にスタートした「ビッグブラザー」という番組で、登場人物は20歳から44歳までの男5名、女4名。

3000人の応募者から選出。
外部との接触禁止。
テレビ、パソコンなし。
24台のテレビカメラ、59台のマイクロホン。
120人のスタッフ。

住人は2週間ごとに、追い出したい2名を指名。
視聴者の投票で1名を追い出す。
12月の最終回に残った人物が、賞金1260万円を獲得する。

これ、ゲームとしてみたら、かなりおもしろい。
無風な世界に、
少しでも風が吹いたら、
何かが変わりそうな予感が...。

でも、少しだからおいしいんだと思う。
高視聴率だからって、あっちでもこっちでもやらないようにしてほしい。

MISATO

友達の1人は子供が生まれ、
友達の1人はもう帰らない。

MISATOの歌詞の1部分。

あの頃の彼女の年齢に近くなって、最近、僕にもそのココロが理解できるようになってきた。
人生で出会う「生と死」をどう解釈するか。
それが人間への問。

答を持たない宿題。
ながいながいお休みの宿題。

連帯の市民協約(PACS)

フランス国民議会(下院)が、契約を結んだ同性愛カップルにも社会的地位を認め、相続や税金・社会保険の支払、住宅の賃貸契約などで結婚に準じた権利を与える法案を可決した。
デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、オランダではすでに成立している。

フランスでは、異性同性あわせて、結婚しない同居カップルは500万人いるらしい。
法案の成立は社会情勢に合わせたものということ。

僕は同性愛者ではないのでその重さは量れないが、この法案の成立が彼等彼女等になんらかの契機になればいいのだが。
カタチのサポートの次はココロのサポート。
なににしても、大事なのはこれから。

ユメノカタチ

「あなたが毎日に憤りを感じるのは、ユメノカタチを見失っているからなのです。」

この文を読んで、
何かを始めることができるのであれば、
きっとユメと呼ばれるものに遭遇できる、もしくは、遭遇していることになります。

この文を読んで、
何とも思わないのであれば、
空白の時間を創ってみましょう。

だって。

備えなし=憂いなし?

東海臨界事故...。
事故が起きた時に、重要なことは2次災害を防ぐことである。
そして、2度と同じ失敗を繰り返さないように万全な対策をたてることである。

危険物取扱い施設の緊急連絡体制の改善。
避難訓練の徹底。
作業マニュアルの完全実行。
作業員配置の責任制度。
情報の公開。

この中で、困難を極めるのは、避難訓練の徹底。
今回の事件で不安な毎日を送り、精神的被害を受けた周辺住民。

原子力発電所とか基地とかの危険性の高いものを建設する時、
日本では必ず、「絶対安全ですから心配いりません。」というようなことが説明される。
そうなると、当然、住民を巻き込んでの避難訓練などはありえない話。

施設の在り方を根本的に問う必要があることが浮き彫りになったと思われる。
「備えなし=憂いなし」の図式は決して成立しないのです。

数々のヒット商品を作り出したマスコミの力でぜひ慣習、というよりも圧力をはねのけて欲しいものです。
ボーイスカウトも言ってるでしょ、「備えあれば、憂いなし」って。


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