2001年1月アーカイブ

ジンジャー

「インターネットを超える発明」「革命的な製品」「発明者はビル・ゲイツ氏を超える金持ちになるだろう」
米ニューハンプシャー州の発明家が考案したナゾの新製品をめぐって米メディアが過熱しているらしい。
暗号名は「ジンジャー」
1月12日にはCNNテレビの討論番組が「ジンジャーって何だ」の特集を組むなど米国民の関心は増幅する一方。

ヒント
「現在は汚くて、値段が高く、時に危険で、特に都市生活者にとって欲求不満が募る製品の代替となるもの」

推測
ロイター通信「モーター付きキックスケーターのようなもの」
ワシントン・ポスト紙「身に着けることができる車」
ニューヨーク・タイムズ紙「根拠のある推測では、スクーター」

宣伝効果抜群♪
「○○○プロジェクト」みたいに龍頭蛇尾にならないことに期待。

日経ネットビジネス「第11回インターネット・アクティブ・ユーザー調査」によると...
・EC(電子商取引)経験者の割合がネットユーザーの65%超。
・中高年層の経験率が6割に達し、女性の経験率は男性を上回る。
・「ADSLを利用したい」と回答した人が34%、ISDNの人気は急落。
・ケーブルテレビと無線を合わせれば、8割近くが新たなインフラ整備を待ち望んでいる。
・バナー広告はユーザーから飽きられつつあり、ベテランユーザーほど電子メール広告を重宝している。
・性別やネット経験によって求める情報の種類や内容が大きく異なる。

率って言葉あるでしょ。
いわゆる%表示されるやつ。
100%がどれくらいのボリュームになっているかで、だいぶ信憑性が変わるんだよね。
少なくとも、メディアは気をつけて欲しい。
(メディアコントロールの策略があるなら別だけどね。)

「ブロードバンド」期待してます♪
「ADSLを利用したい」に私も数えておいて。
「大蔵省?」に反対されて、却下になると思うけど...。

点字ブロックに文字情報

点字ブロックには、線状の突起で歩く方向を示す「誘導」と、点状の突起で横断歩道や階段等の障害物を示す「警告」がある。
名古屋の市民団体は、この点字ブロックに、「東」「西」「南」「北」の文字や矢印をプリントした新型を試作した。
ひとにやさしいまちづくりアドバイザーによると、
「文字や図形を入れれば、弱視の人は見える。また全盲の人がトイレなどの場所を聞いたとき、健常者が教えやすい。」
ということらしい。

私が学生の頃、講義で、自らを障害者と同じ状況に見立てての街頭シミュレートをしたことがある。
このとき私は聴覚障害者に出来る限り近い状況になり(気付かれないように耳栓多量使用)、街中で道を聞いた。
小型スケッチブックに「○○に行きたいのですが、道を教えてください。」の文字を見せる。
このとき、言葉で道を教えてくれる人が3割はいた。
(耳が聞こえないから、スケッチブックに書いてるんでしょ。)
"相手が障害者だ"と思っても、健常者は障害者を理解しきれていない。
つまり、"相手が障害者だとわかっているつもり"なのだ。

さて、点字ブロックを使用するのは、弱視の人か全盲の人である。
視覚の弱い人が果たして視覚の誘導に注意するだろうか?
きっと、残った感覚(聴覚・触覚)を敏感にして困難を乗り切ろうとするのではないか?
私が街頭シミュレートをしたときは、音がないことがものすごく怖くて(衝突や落下物による危険)、かなり視覚に頼った。

もう一工夫ほしいところ。
警告点字ブロックには必ず音声誘導をつけるとか、
ひとにやさしいまちづくり検討のメンバーに障害者を正会員として加えるとか...。
大分変わってくると思うけどなぁ。

ということで、ひとにやさしいまちづくりに関わっている方々に敬意を表しつつ、21世紀を迎えます。
(私も設計者として、出来る限り心がけています。)


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