2000年12月アーカイブ

心意気

世にワープロが普及し始めた時、
手書きの年賀状が減少した。
---なんか物足りない気がした。
世にパソコンが普及し始めて、
年賀状自体がデジタル化され始めた。
---それはもはや年賀状とは呼ばない。

なんか、最近、年賀メールなんかが、最先端だと勘違いしている人が
数多くいて、雑誌なんかでもこぞって特集している。
年賀メールなどは、出すのが楽でいい反面、お手軽過ぎて価値が薄い。
見る方も面倒くさくていけない。
.....................................。
デジタルで年賀なら、HP上、最低でも動画にしましょう。
それなら、「なるほど、やっぱデジタルだよね♪」となるからさ。

休日×小耳×ふと思う

日曜日の常磐線、老夫婦の会話。
「孫が習字で...」からはじまって、そろばんの話。
(別に盗み聞きしたわけではありません。声が大きかったので...このとき車両にいた人は全員聞こえたはず。)
「電卓の方が間違いがないから、みんなそろばんをはじかなくなった。」

おばあさん、
そろばんを弾くのも人間、電卓を打つのも人間。
間違う確立は50歩100歩。
どんなに物が進歩を遂げても、それを使うのは人間なんだから過信しちゃだめでは?
みんながそろばん離れをしている理由はもっと別のことでは?

最近でもそろばんの資格は就職で有効なのだろうか?
やっぱり、コンピュータの資格が有効かな?

信頼度表示

気象庁は、来年夏から、週間天気予報に予報信頼度を示す「階級表示」を導入する。
例えば「月曜は晴れで信頼度はA、火曜は雨のち曇りで信頼度はC...。」という具合に。
Aは8割、Bは7割、Cは6割程度の信頼度。

ふむふむ♪
ということは、天気図を読み取る気象予報士の方々も大変だね。
「気象予報士○○さん、的中率0.32,防御率0.67,ピッタリ賞2回、昨年の3冠王です。」
なんて紹介されて...。
ついには、テレビ局間でトレードしたりして。
「テレビ○○の○○さんが○○テレビの○○さんとトレードされました。」
契約公開で保留とか、年棒1億2000万円とか...。
んなわきゃないかぁ。

クリーム・ファンデーション

BSデジタルの特徴の1つは、デジタルハイビジョンの高画質画像。
その立体感は、「想像以上にきれい」と評判が高いらしい。
ところが、あまりに高画質なために、従来は見えなかった肌荒れやシミなどまで映し出してしまうという頭の痛い問題が発生している。
その解決策として重宝されているのが、ハイビジョン用のファンデーション。
「クリーム・ファンデーション」(コスメ・ソフィア、8000円、一般販売なし)
値段は高めだが、女性アナウンサー、トップクラスの女優は、当然のごとく使用している。

へ~、そ~なの?
ってことは、デジタルハイビジョンだと、こんなのも映る?
毛穴
コンタクトレンズのライン
細胞膜

自動防水壁

「地下浸水」は、集中豪雨などで地下室に水が流れ込む都市型災害で、気づくのが遅れがちなため、急激な増水による死者も出ている。
対策としては、防水壁を手動で立てるというものだったが、近頃、水かさが増すと自動的に防水壁が立ち上がるものが開発された。
「バリボード」(環境機器メーカー「アニメックス」)という商品名で、浸水を防ぐ切り札として期待されている。
(しくみ)
①普段は鉄製の壁が地中に埋設されているが、集中豪雨などで地上が冠水すると、付属ボックスに流入した雨水の重みで水道のバルブが開く。
②流れ込んだ水道水の圧力でシリンダーが押し上げられ、立ち上がる。
(長所)
①停電になることが多い洪水時に、電力を使わずに作動する。
②幅5m、高さ1.5mのボードで、5.25tの水圧に耐える。
(質疑)
付属ボックスへの雨水流入口は、ごみで詰まったりしないの?

先頃、溜池山王で道路が水没した。
突然の集中豪雨で、あっという間に水びたし。
防水壁を立てて防ぐことができたビルは皆無に近い状態だった。
その存在すら知らないビル管理者も多かったらしい。
あの日から、地下鉄の入口に防水壁が仕込まれ、ビルの入口には防水壁が常駐。

年月が経ち、防水壁がしまわれた頃、集中豪雨がやってくる。
このとき、迅速に行動し、防水壁を立てる人間が何人いるだろうか。
と考えると、自動防水壁は有効だろう。

人間は忘却の生き物です。

憂鬱

[原因]
・宮城県の徹底した緊縮財政が、高等学校にも影響を与えている。県立高校の管理費が軒並み一割以上減。
[現況]
・仙台二高:暖房を入れる時期を遅らせた。
・仙台三高:二本ついている蛍光灯を一本にする。職員室のボールペンは芯を入れ替えて使う。
・宮城一女:プリントは両面印刷。未使用時はトイレや教室の電気、暖房を消す。体育館の照明は自然光が入れば消す。放課後の教室は残っている生徒の頭の上だけの部分点灯。階段の踊り場の照明は日中は消し、廊下の蛍光灯は一つおきに外す。暖房は教頭や事務室長が相談してスイッチを入れるかどうか決める。
・白石高校:体育館が雨漏りし床からはくぎが飛び出ているが修理できない。教員の旅費を抑えるため、引率の参加を二人ではなく一人にする。
[証言]
・生徒A:家から持ってきた毛布にくるまる人もいた。体育館では照明が暗いためにボールにぶつかりそうになったことも。学校全体が暗いので、気分まで暗くなる。
・生徒B:勉強する環境だから、あまり節約しすぎるのもどうかと思う。寒いときは勉強に集中できないこともあった。
・生徒C:宮城国体やワールドカップで使う施設を造るお金はあるのに、どうして?将来の人材を育てる学校だから長い目で考えてほしい。
・県:知事が『聖域のない削減』という方針である以上、どうにかしのぐしかない。
・教育長:財政当局に教育に対する配慮はお願いしてきた。だが、職員の給与カットまでしている以上、管理運営費の削減はやむを得ない。子どもたちに影響が出るとしたら遺憾だ。
・校長:税金で学校が運営されている以上、経済状況の影響を受けるのは仕方ない。教育サービスは低下させていないつもりだ。
・教員:無いそでは振れない以上、文句を言っても始まらない。その中で生きていくことを教えるのも教育だ。

どうにか...しかない。
...やむを得ない。
...つもりだ。

ほんとにそうだろうか?
なんとか金とかあるんでないの?
学校教育の方が優先順位が上でしょってなお金が。
なにかに期待せずにはいられない...。

携快電話4

買ってみた。
やってみた。
PCと携帯電話のアドレスデータに互換性ができてよかった。
なわけで、携帯のデータが大幅にパワーアップ。
携帯なくしてもデータ的にはダイジョウブ。
便利な世の中じゃのう。

今日はそれだけ。


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