名前の由来

ちょっと頼まれて、「名前の由来」というのを調べてみた。(下表参照)

ふと、単語の意味が載っている「広辞苑」には、どんな名前の由来があるのだろうと思って、広辞苑で「広辞苑」を引いてみた。
載ってなかった。
僕は、自分が何者かもわかってないような本に単語の意味を教えてもらっているのかと思うと虚しくなった。
と、みんなに話したら、「虚しいのは君だよ。」というようなことを言われた。
確かに...。

昆虫の名前の由来

テントウムシ テントウは、「お天道様(おてんとうさま)」つまり、太陽です。棒にとまり、空に飛び立つ時に、太陽に向けて飛んでいくことから、太陽の虫。テントウムシという名前がつきました。
トンボ 2説。①棒のようなものが空を飛んでいるように見えるので、「飛ぶ棒」→とんぼ。②たんぼに行けば必ずいるので、「たんぼ」→とんぼ。
ショウリョウバッタ 8月16日のお盆に「精霊流し(しょうりょうながし)」をおこないます。送り火をたいて、死者の霊をあの世に送る行事です。ちょうどこの暑い時期にみられるバッタです。「精霊舟」に形が似ているので、ショウリョウバッタといいます。
タマムシ 体に、緑色や赤色の筋があり、金属のような光沢(こうたく)があり、まるで、宝石のように美しい虫ということで、玉虫(タマムシ)という名前がつけられました。「玉」には、宝石という意味があります。
アゲハチョウ 花にとまって、蜜をすう時、羽をとじているチョウやひらいているチョウがいます。その中でも、アゲハチョウだけは、羽を上げて、ふるわせています。このことから、アゲハチョウとよばれるようになりました。
ミノムシ 昔の人は、雨ふりの時、「ミノ」というわらなどで編んだ雨具をつけていました。ミノムシは、枯れ葉や枯れ枝を身につけていて、その姿がミノに似ていました。
シャクトリムシ 動きが、人が指で物の長さ(尺)をはかるときの動作に似ているので、シャクトリムシとよばれています。
アメンボ この虫をつかまえると、指に「あめ」のようなあまいにおいがつくことからアメンボという名前がつきました。

植物の名前の由来

すみれ 4説。①花の形が、大工道具の墨入れに似ているため。②花の形が、紋所などの隅入れ角に似ているため。③花の形が、古代の武具の「隅取(すみとり)り柄弦(えづる)」の旗印に似ているため。④食用に摘まれていたから。つみれ→すみれ。
ひまわり 背たけが、10cm程度になると、太陽の向きに合わせて回るため。漢字でも「向日葵」と書きます。
オドリコソウ 花の形が、まるで踊り子が踊っているみたいなので、そのようによばれています。
ブタクサ 「花がブタのようにだらしがない」というところから名付けられました。
ネコジャラシ 「ねこ」がじゃれつく草のため。
カエデ 「かえる」の手に似ているため、「カエデ」と名付けられました。
ヤツデ 葉が8つにさけているため。
ツユクサ 早朝、露(つゆ)にぬれながら、花を咲かせるところから、「ツユクサ」とよばれています。
サルスベリ 木が「つるつる」していて、「さる」もすべり落ちそうなので「サルスベリ」といいます。
ハス 実がつまった花たくが、「ハチの巣」に似ているところから、「ハス」と名付けられました。
ミヅキ 水分が多く、枝を切ると、水がしたたるところから、「ミズキ」といいます。
ツタ 他の木や葉などに「伝」わってのびていくため、「ツタ」といいます。

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